Seminar Report

たくさんのご参加ありがとうございました

去る3月21日(火)に開催致しました「Precision Health Analysis Seminar」には、たくさんの皆さまにご参加をいただきまして誠にありがとうございました。
おかげさまをもちまして、セミナー後の懇親会も盛況に催すことができ、ご参加ならびにご協力いただきました皆さまに改めまして深く御礼申し上げます。

 

Overview

セミナー概要

アクシオンリサーチでは、データ処理の高速化や健康科学(健康と未病・疲労・癌・疾病の相関を数値化)、情報工学、システム工学の専門家を中心に、コア技術開発、製品開発、サービス展開及びその事業化を進めています。その取り掛かりとして、乳がんデータの測定・解析からスタートし、疾病相関推定エンジンとこれらの相関推定の性能検証と改良を加速するヘルスケアプラットフォームの設計・構築の開発を行います。

これは、従来のエキスパートシステムやディープラーニングのAIの延長線とは違った実装となります。つまり、新しい要因や推定の方法を複数視点から導入して、そのプロセス及びそれらの評価システムを、マシンと専門家・ユーザー・スポンサー他と対等にリンクさせ発展させます。あるタイミングでの入手可能な情報からの推定は、その後、時間が経過して確認可能となる現実と一致しない可能性があります。これを経験値として、推定や相関を結論づけたシステムへの新しいフィードバックとする1つのAIや専門家システムでの判定では無く、人間の視点や科学技術側の新しい視点や根拠、観点を入れた形での推論システムとして深化・進化させて行きます。この相関推定エンジンを「AXiR Engine」と呼びます。

新たな情報システム技術の進展で、AIのビックデータ解析などの技術革新ワードがマスコミにも頻繁にとりあげられています。今回のセミナーでは、医療分野に特化したIT技術の進展に、どのような形で「AXiR Engine」を活用し、現在の医療システムに組み込んでいくのかをご説明したく、下記内容で開催させていただきます。

 

日 時 2017年03月21日(火) 16:00 ~ 18:00 (15:50 受付)
場 所 如水会館 桜の間
〒101-0003 東京都千代田区一ッ橋2-1-1
TEL : 03-3261-1101(代)
アクセス 20170321_map

地下鉄東西線竹橋駅下車1b出口 徒歩4分 / 3a出口 徒歩5分

地下鉄半蔵門線神保町駅下車 / 都営地下鉄三田線神保町駅下車 / 都営地下鉄新宿線神保町駅下車 それぞれ A8,A9出口 徒歩3分

東京駅より車で5分

Agenda

アジェンダ

15:45~16:00 受 付
16:00~16:03 ご挨拶 / イントロダクション 佐藤 友美 (代表取締役CEO アクシオンリサーチ)
16:03~16:15 チャレンジとムーブメント、そしてイノベーションへ 鈴木 信男 (取締役CFO アクシオンリサーチ)
16:15~16:45 プリシジョンヘルスアナリシスへ向けて 渡邊 恭良 先生 (理化学研究所 M.D.,Ph.D)
16:45~17:15 非侵襲測定とウェアラブルデバイスの現状と今後 和田 智之 先生 (理化学研究所 Ph.D)
17:15~17:45 AXiRエンジンとP-HARPのチャレンジ 佐藤 友美 (代表取締役CEO アクシオンリサーチ)
17:45~18:00 未来をデザインする / AIとIoTの課題とソリューリューションへの期待 石井 孝一 (取締役CMO アクシオンリサーチ)

Entertainment

懇親パーティー

セッション終了後、お時間の許す皆さまにご参加いただき、懇親パーティーを開催致しました。セミナー会場では、皆さまからのフィードバックやご要望などをいただく時間が少ないため、懇親パーティーで寛いでいただきながら、交流と懇親を深めていただきました。また、余興の代わりではありませんが、数名の方にはライトニングトークにご参加いただき、ヘルスケアの今後についての話題など提供いただきました。

 

18:00~18:10 受 付 【場 所】如水会館 ペガサス(2階)
18:10~ 乾杯・メッセージ 檜山 竹生 様 (エイビット社 代表取締役)
【ライトニングトーク】 健康を科学する意味 渡邊 恭良 先生 (理化学研究所 M.D.,Ph.D)
【ライトニングトーク】 高精度測定と小型デバイス 和田 智之 先生 (理化学研究所 Ph.D)
【ライトニングトーク】 AIの可能性と課題 佐藤 友美 (代表取締役CEO アクシオンリサーチ)
19:50~ 閉会の挨拶 清水 秀紀 様 (取締役 アクシオンリサーチ)

ご参加いただいた皆さまに重ねて御礼申し上げます。

Session

セッションレポート

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ご挨拶 / イントロダクション

「健康を科学する」というチャレンジは、今後大きなトレンドとなり、世界の常識と言われる様になります。今日のヘルスケア・セミナーでは、3つの視点からプレゼンテーションを披露します。1つは、「健康度を科学する」意味と、健康度UPへのチャレンジとしてのデジタルデータと疲労・免疫に関する最先端のお話しです。それから、現在の健康状態を測定するコストが、5~6万円/人必要と言われていますが、このコストを下げてもっと簡単に測定が実現するウエラブル測定に関するプレゼンです。最後に、技術進歩と合わせてビッグデータ解析をどう進めて行くのか?というソリューション、AXiR EngineとP-HARPのプレゼンです。イノベーションをお楽しみください。

鈴木 信男 (取締役CFO アクシオンリサーチ)

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プリシジョンヘルスアナリシスへ向けて

「健康を科学する」為には、測定データ精度UPとデータ量を広く集めるという事が重要になります。米国では、「プリシジョンメディスン」という個人の特性や遺伝に合わせて、薬をデザインして、その効果を高めるチャレンジが注目されて大きな成果を上げています。日本や先進国では、医療費UPから予防医療や先制医療の必要性が強く必要であると言われる様になりました。 その為には、自分が健康状態、健康度がどう変化しているかを知る必要があります。また、脳や免疫システムが、疲労やストレスと大きな関係を持つ事が実証されつつあります。この解析を分子レベルで進めているのが、私達の「健康を科学する」というチャレンジです。多くの人の参加が必要です。

渡邊 恭良 先生 M.D., Ph.D (理化学研究所 ライフサイエンス)

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非侵襲測定とウェアラブルデバイスの現状と今後

非侵襲測定という場合に、血液や尿・呼気を分析する技術として分光分析技術があります。赤外線やレーザーを使った分析技術は、今後、小型化と低コストデバイスという事で注目される様になると思います。レーザーについては、波長やその物理的構造、宇宙やミクロの世界迄、様々なターゲットに対応可能な基盤技術の開発を進めてきました。現在は、今後の日本や先進国で、より注目される「健康を科学する」測定技術という視点で広く貢献して行きたいと考えています。特に、理研としては、渡邊先生との連携もあり、広く、未病の人達のデータ測定を進める計画があります。

和田 智之 先生 Ph.D (理化学研究所 光量子制御技術基盤開発グループ)

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AXiRエンジンとP-HARPのチャレンジ

色々な測定データ(検査)から病気を特定するという方法は、現在、世界中で実行されています。しかし、今迄は、病気の特定が主眼であり、予防医療や先行的に病気を防ぐ取り組みは、先進国を中心に始まろうとしている段階にあります。私達は、この検査や事前チェックを簡単化するという事と一人の病気のデータや経験をシェアして、似た様なケースを解析し健康度を知り、早めに病気を予測し長く健康状態を維持させるチャレンジを目指します。その為には、高精度な推論・解析エンジンの開発を進め、専門医や医療関係者、健康を増進するツールやデバイスを提供する企業と解析推論するプラットフォームを構築して行きます。Big Data解析では、高速LSIが「重要な鍵」となります。

佐藤 友美 (代表取締役CEO アクシオンリサーチ)

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未来をデザインする / AIとIoTの課題とソリューリューションへの期待

半導体技術とネットワーク技術は、私達のコミュニケーション手段を変えて距離や空間をドラステックに問題としないサイバー空間を実現しています。様々なコンテンツやアプリケーションを登場させて私達を驚かせてきました。「健康を科学する」という事は、高性能デバイス技術とAI・IoT技術を最大に活用した高性能Big Data解析エンジンを多くの人々の間でシェアするという事であり、健康状態が数値的に把握出来て、病気のリスクを予測してこれを回避するということを可能にするという事だと考えています。誰かがこれを達成するのを首を長くして待つのでは無く、自らチャレンジする事が、私達の未来を一緒にデザインする事だと思うのです。

石井 孝一 (取締役CMO アクシオンリサーチ)

 

Innovation Platform

3つのコア技術の結集

創薬・医療に必須となる新しい技術を確立し、生命活動の全体像を捉えるライフサイエンスの新たな潮流を生み出すことが目標です。

渡邊 恭良 M.D.,Ph.D

ライフサイエンス技術基盤研究センター

 

目的に特化した基礎科学研究のためのレーザーシステムの開発を進める一方で、持続可能な社会の実現のための光量子研究を行っています。

和田 智之 Ph.D

理化学研究所 光量子制御技基盤開発Gr.

 

人間の視点や科学技術側の新しい視点や根拠、観点を入れた形での推論・相関推定エンジン「AXiR Engine」の開発を行っています。

佐藤 友美 CEO

アクシオンリサーチ R&D,製品化グループ

 

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事業化へ最適化と加速

Executed by Strategic Business Team / 石井孝一 CMO, 佐藤和之 SSA, 上級アドバイザと戦略パートナー

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最高のEXIT戦略の立案と実行

Executed by Management Team / 鈴木信男 CFO, 社外取締役, 執行役員上級アドバイザと戦略アライアンス企業

After party

レセプションパーティー

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乾杯メッセージ

「健康を科学する」というチャレンジは、今後、大きなトレンドとなる事はもう紛れもない現実だと思います。自分の健康状態を把握し、それから将来の自分の病気や疾患が予測出来れば、健康を維持する対策を考える事も可能となる筈です。時々、佐藤友さんの構想は、大きく常識を外れていて、少し心配という部分もありますけれども、これを乗り越えて実現する方向へ支援して行くのも、今後のヘルスケアの大きなチャレンジを加速させて未来を明るくする私達の役割や使命である様にも思います。答えは、これからですが、ここに集まった皆様と一緒に、新しいチャレンジと私たちの未来へ乾杯!

檜山 竹生 様 (エイビット社 代表取締役)

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健康を科学する意味

私達が、健康を意識するタイミングは、自分が病気を心配する兆候を感じたり、周囲に病気で苦しんでいたりする人を見てからというケースが多いと思います。ご存知の様に、医療費の増大は、先進国で大きな問題として意識される様になりつつあり、日本も例外ではありません。痛みや苦しみを少なくして、治療も軽度なものにするには、先制医療・予防医療という考え方が、より重要となりQoLを上げ人生を楽しく生きるという意味でも大切になってくる様に思います。私達は、随分前から疲労のメカニズムや病気・疾患になる生体のメカニズムを分子レベルで行いその解明に努力をしてきています。この新しいチャレンジが、私達の未来を豊かで満足なものにする事に貢献する様にリードして行きたいと考えています。

渡邊 恭良 先生 M.D., Ph.D (理化学研究所 ライフサイエンス)

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健康は疲労回復と睡眠の充実から

「健康を科学する」という大きな流れは、今後の予防医療・先制医療の中心的なテーマになると思います。理研の渡邊先生とは、疲労という生理現象の解明を通して、まさに、「疲労を科学する」という事を進めてきました。大阪市立大学大学院医学研究科に席を置き、この古くて新しい命題の解明に一緒に貢献してきました。日本では、1991年に入ってからは、厚労省(旧厚生省)が「慢性疲労症候群研究班」をスタートしています。現在では、疲労のメカニズムも分かる様になっています。ATP生成により大量発生した活性酸素が、細胞を攻撃して、この修復が間に合わない状況が疲労と言えます。睡眠も大きな要因ですが、専門家として一緒にチャンレンジをと思います。

梶本 修身 先生 (東京疲労睡眠クリニック 院長)

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AIの可能性と課題

健康度を考える測定データがデジタル化されて多くの人々の間でシェアされる様になると、測定技術とは別に、セキュティの問題やそれを高精度で解析する技術が、必要になってきます。最初は、100人 or 1,000人規模でしょうけれども、1,000万人を超える様なデータはBig DATAと呼ばれ、違った解析手法を必要とします。AIは、1つのアイデアではありますけれども、最初から1,000万人のデータが存在する訳ではありません。もし、5~6万円/人も測定コストが発生するとすれば、1回の測定で5,000~6,000億円のコストの負担の問題が起こります。また、膨大なデータを解析する処理スピードの問題も解決する必要があります。そして、AIと人間が協調して働くプラットフォームの問題も解決する必要があり、私達はこれらに対して挑戦します。

佐藤 友美 (代表取締役CEO アクシオンリサーチ)

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閉会挨拶

私の専門とした半導体産業は、現在、必要不可欠のコア技術となり、新しいAIやIoT、ヘルスケアで広く利用される様になった事は感慨深いものがあります。アクシオンリサーチ社が、未来の社会が絶対に必要とする1つの技術開発をターゲットして、スタートしたという事は、ここにお集まり戴く皆様のご支援を戴ながら1つの成果・成功へ向けて一緒にチャレンジを進めるという合図でもあります。是非、一人一人の皆様の思いやご支援がこの21世紀が必要とする重要技術の成長と完成へと貢献しているのだという事を想起して戴き私の閉会のご挨拶とさせて戴ければ幸いです。

清水 秀紀 (取締役 アクシオンリサーチ)