今、地球上では、飢えに苦しんだり、罪の無い人達の自由を奪ったり、命を奪ったりする行為が起きています。日本でも自然災害以外に同じ様に他人を傷つけたり、お金を奪う目的で簡単に1つしか無い「命」を奪う人がNewsで報道されたりしています。その人達は、もし、神様から元に戻す様に言われたらどう反応するのでしょうか?「奪った命を元に戻せなければ、自分の命でこれを償いなさい…」と。
勿論、そういう質問を今迄、一瞬でも考えた事が無い人達がいるから、地球上から…この日本からは、自分勝手な犯罪や戦争が無くならない理由なのかも知れません。医療従事者や科学者達は、この理不尽な現実を変えようと努力しています。以下「命・健康」を守る事の大切さを考える機会になればと思います。今、日本でも、犯罪や殺人が徐々に増加傾向にあります。世界では、未だ安全な国の1つですが、徐々に悪化する危険性もあります。多くの人が、命や健康、安全安心な社会に希望と強い関心を持って貰えればと…現状OKや無関心さは状況悪化のリスク社会出現確率をUPさせてしまうかも知れません。
宇宙空間に「生命」が偶然生まれる確率は、1040,000分の1 … 1042,140分の1
現在、人類は「宇宙」や「生命」に対して、気の遠くなる様なチャレンジを続けています。全体像のハッキリしないジグソーパズル片を見えないピースを想像して全体像を明確にしようとしています。確率”1040,000分の1” 生命が宇宙空間に生まれる確率は、ビック・バンの名付け親であり、世界的に超著名な天文学者だった故フレッド・ホイル博士による推定です。この確率はアミノ酸配列の複雑な計算にその根拠がある様ですが、漫画的に言えば、「ある日廃材置き場の上を竜巻が通過した後で、ボーイング747ジェット機が偶然出来上がっているのと同じような確率である。」というレベルの話と言われています。限りなく「ゼロ」?と言う事になります。
精子と卵子が出会う確率1,000億分の1
ある産婦人科医の試算によれば、男性の1回の射精で1~4億個の精子が卵子を目指しますが、女性は毎月1,000個程度の卵子の中から受精可能となる1つの卵子を選択して残り999個を破棄しますので、私達1つの個体が妊娠する確率は1,000億分の1~4,000億分の1という事になる様です。地球と似た天体は、地球から30光年以内に100個ある推定ですが、その1つの中の1カップルが私達という事です。実際は、着床して胎児になる前にチャンスを失うケース、子供や老人もリスクがありますので、その確率はずっと低い事になります。東洋経済ONLINEの記事によれば、2023年の「年末ジャンボ宝くじ」の一等7億円の当選確率は、発行枚数が4億6千枚で一等が23本あるので、2,000万分の1です。精子と卵子の出会う確率から考えて見れば、黙って目を瞑って1枚宝くじを買っても、引けば毎回当たりそうな確率に見えます。
地球には多様な生物が生存していますが、惑星が「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」と呼ばれる領域の中に存在出来無ければ「生命が誕生する確率」は殆ど無くなると言われています。太陽系では、太陽を中心として地球の軌道の半径の約0.97倍~約1.39倍の軌道範囲とされています。生命体が生存するには、水が非常に重要な役割を果たすと考えられていますが、天体表面に安定して液体としての水が存在できる条件(表面温度が0℃~100℃の範囲)からハビタブルゾーンは計算されている様です。先程、100個の地球と同じ様な天体があればと言いましたが、2020年の段階で20個がその可能性がある天体とされています。勿論、地球は、活動的 なプレートテクトニクスがあり、ある時期に多くの隕石が地球に衝突して、生命の誕生に適した改質を行い良い意味で生命を育む環境へとなったとする専門家がいますので、その確率は更に低いものとなります。
太陽系では、地球だけが時々地震の要因となる地殻ダイナミズムを保有していると言われています。また、宇宙空間は、物理法則に支配されています。真空中の光速度c (299,792,458m/s[秒速約30万km])や電子の質量( me:9.1093837×10-31kg)、電子の帯びている電気の量(電気素量e:1.602176634×10-19C)等、何故?と言われてもその理由説明は難しい問題ですが、人類を含めた生命体が誕生するには、この物理法則が非常に重要な役割を果たしていると言われています。宇宙が誕生して以来、138億年/Λ-CDMモデル (λラムダ-CDM)➡ 137億8700万年(±2000万年)というのが定説ですが、「ハッブル宇宙望遠鏡」や「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の観測によって、予想以上に発達した初期宇宙の銀河や銀河団が発見されて、その経過年齢への疑問や宇宙の物理定数は不変なのか?等が議論されています。また、月の存在が、地球の生命誕生と深い関係があり、必要な条件の1つだったと推測する専門家もいます。
原子核が、陽子と中性子から構成されている事を物理で学習しますが、プラスの陽子同士が仲良く「原子核」を構成しているのは、パイ中間子の存在であり、この強い力により超至近距離で拘束しているからだとの教育を受けています(湯川秀樹博士:1949年ノーベル賞受賞)。この強い力が5%弱かったなら、生命体を構成するアミノ酸や炭素化合物/有機物は無かったと予想されています。余談ですが、周期表のCと同列にあるSiが、別の惑星では生命を構成する物質になる可能性を主張した人が過去にはいましたが、現在の科学では、化学反応活性が大幅に制約を受ける事から、実際に期待するSiベースの生命体の可能性は低いと考えられています。
地球が太陽系に誕生した頃に現在の月があれば、20倍程度大きく見えた存在だったという仮説がありますが、1969年7月21日、アポロ11号が月に設置した月レーザー測距装置での地球と月の距離実測、その後アポロ14号/15号で追加された2つの再帰反射器アレーによれば、平均値は約38万4,467kmとされて、年間 3.8 cm の速さで、地球から螺旋状に遠去かっている事が分かっています。しかし、日食や月食は古くから地球上で観測されていて、実現する条件は、太陽直径1,392,000km・月直径3,470km・地球直径12,742 km、地球の公転距離min 1.471×108km~1.521×108kmより、仮に、月を物理的に地球の近くに設置公転させる事が可能なら、地球半径の約60倍に相当する平均距離38万5,000kmとして公転周期は地球に表面を見せ約27.3日公転させる今の物理条件と同じにする必要があるとされています。
何故、人類に日食や月食を綺麗に見せる必要があったのでしょうか?私達は、単なる偶然の結果と考えるべきなのでしょうか?「生命の起源」を巡る科学的な論争は、今も決着していません。現在の科学では、10種類近い生物のミトコンドリアDNAの解析から90%程度の種は、現在から10万年前に誕生したと考えられるという研究報告があります。イカや昆虫の起源は、ダーウィンの進化論では説明出来ないとする研究者の声もあります。2022年6月10日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星りゅうぐうの砂から(リュウグウ:地球からは太陽を挟んで3億Kmの距離)、「生命の源」とされる有機物のアミノ酸23種を検出したとする分析結果の詳細を公表しています。地球上の生命体の多くは、20種のアミノ酸で構成されていますが、そのうち11種が含まれていた様です。
例えば、脳の信号伝達に使われるグルタミン酸、体内でエネルギー源として利用されやすいアスパラギン酸、皮膚や骨の原料となるプロリンが検出されています。最近、パンスペルミア説と呼ばれる宇宙空間の隕石が、地球にアミノ酸を運びやがて生命へと繋がっているのでは?という仮説が注目されています。SF的な話になりますが、古代の神々は、高度な知能を有する地球外生命体だったのでは?という仮説もありますので、宗教により人間を神が創造したとする説を40%近い米国人が信じているという統計は、単なる偶然では無いのかも知れません。生命体の神秘は、科学的な研究が進めば進むほど、緻密であり驚く程合理的な構造を有しています。生命科学や細胞を専攻している研究者の多くは、高度に洗練された知的存在を感じている様です。最近のAIを使ったミトコンドリアDNA解析研究では、ネアンデルタール人とデニソワ人の交配以外に第三の遺伝的介入を仮定しないと説明が困難な進化?の痕跡があるのでは/仮説?という研究報告が知られています。私達の「健康寿命を理想的に実現する」には、科学的な情報や視点があった方が圧倒的に有利になります。